Our Philosophy The Show must go on.ひたむきに、パンと向かい合い語り合う 世界に認められたパンを、あなたの日常へ。 ベーカリーを営む家に生まれ、ただひたすらパンをつくり続けてきたパン職人・大澤秀一が次に選んだ場所は東京・奥沢。パンづくりを通して出会った、たくさんの人や想い。世界を見てきたその先に、Comme’Nが目指すもの。 特別なことはしない。ただ、正直につくる。Comme’Nという名前に込めたのは、師匠である「西川シェフのようになりたい」という想い。かつて師事した神戸「Ca marche」の西川功晃シェフの、自らの技法やレシピを惜しげも無く周囲に教え、関わる業者や仲間たちにも分け隔てなく接するその姿勢や考え方が、自身の目指すべき姿だと感じたと言います。 特別な素材も、際立って高価な機材も使っていない。だけどすべてつくっている人の顔が見えるもので、パンを生みだしていきたい。パンづくりを続けていく過程のなかで、巡り合った想いを大切に、ただ必死にパンをつくるという姿勢は、場所が変わっても一切変わることはありません。 世界一になっても変わらなかったもの。Comme’Nの唯一のこだわりは、ひとつひとつ、真面目にパンをつくり続けること。 それはパンづくりをはじめた頃から、何も変わらないこと。 疑うことなくパン職人としての道を歩んでいた大澤シェフには、パンづくりから離れていた時期がありました。そんなときに見たパンの世界大会。パンがつくりたい、来てくれる人たちが満足してくれるパンをつくりたい。その純粋な想いは世界一の称号に輝いたあと、より一層強くなっていきました。 どんなにいい材料を使っても、手を抜いたら意味がない。こだわりに縛られて、格好つけるよりも、もっとたくさんのパンを届けたい。 Comme’Nでは、訪れてくれた人がその日の気分で選べるだけの種類のパンを、できる限りいつも用意して待っていたいと考えています。たくさんの人に、パンでしあわせな気分になってもらえるよう、その想いを胸に今日も目の前のパンと向き合い続けます。 パンを通して、つながっていく場所へ。Comme’Nでお出しするパンたちは、フランスやドイツのいわゆる本場のパンではありません。日本やアジアの食文化に親しんだ私たちが求めている食べやすさ。その食感を実現するために丁寧に工夫を重ねています。 素材の声に耳を傾け、まるで大切な人と会話をするように、パンにとって心地のいいリズムで焼き上げていく。 バゲットも、サンドウィッチも、どんな年齢の人が食べても、おいしいと感じてもらえる食感と風味を想像して、必死にパンをつくる。そうしてできたパンたちは「つくり手の生き方」がそのままでてしまうかもしれません。 だから、パンをつくり続けているその姿を、隠すことなく見せられるお店にしました。 作業する自分たちをみて、どこか非日常のような、ワクワクした気持ちやパワーを感じてほしい。そしてそんな自分たちの必死な姿が、日常の一部として、ひとにも、まちにも溶け込んでいくさまを目指してみたい。